考え方

手書きのよさ、メリットを感じている

手書きのよさ、メリットを感じている
20241113_saorimatty

先日『科学が証明 「手書き」の絶大なメリット、「脳全体が活性化する」』(←記事タイトルを検索すると「Y!」で全文読めます。2024/10/27現在)という記事を読み、なるほどと思って試しています。たまに書類を書く必要があるときに、自分の名前以外の文字が書けなさすぎてびっくりしていましたので。

手書きで感じる3つの変化

1か月弱、手書きを毎日5~15分程度やってみて感じたことがあったのでまとめてみます。何を手書きしたかというと、英単語集の単語と例文の書き写しです。いわゆる「英語写経」です。

1.記憶に残りやすい

英単語を音読して、例文を写経し始めたら、例文の定着率が上がった気がします。

英語学習は「Duolingo」で毎日ちょこちょこやっている程度ですが、写経するようになってから、英文が頭に残っていて、頭の中で作文するときに語彙や例文が浮かびやすくなった感じがしています。きっと続けることでわかることもあると思いますので、しばらく続けてみます。

2.アイデアが広がりやすい

手書きを始めたらもっと何かを紙に書きたくなって、紙とペンを持って外に出かけることも増えました。たまにカフェに入って頭の中にあることを書き出したり、考えをまとめるのに図解したりするようになったり。

手書きをしなくなって以来、パワポやマインドマップツールで考えをまとめていたのですが、手書きは動作上の制限がないので、書くときに紙のスペース以外限界がありません。そのため、いつもより自由な発想ができたり、ひらめきが増えるような感覚があります。創造性が刺激されやすくなるのかも。

「いいな」と思った文章やフレーズをいつもEvernoteにメモして、ときどき読み返すのですが、それも最近は紙に書き写しています。書き写すと「いいな」と感じた言葉の力が自分の内側に浸透するような気がしますし、自分の語彙にも加えやすくなるので。

手書きのメリット

A5サイズのクリアファイルに、無印のA5のルーズリーフを数枚入れて持ち歩いてます。クリアファイルは昔会社でもらったやつ。

3.心と頭が整理される

紙に書き出すと、自分が何を考えているのかPCにタイピングして書き出すよりよくわかりますし、気持ちが落ち着いたり、重要だと思っている点が明確になる感じがしています。

この流れに気をよくして、数年ぶりに紙の手帳を買いました。会社員時代に目標の整理や人生でしたいことなんかを書き出して、モチベーション管理のために使っていたのですが、会社も辞めたし、もういいやと思って使っていませんでした(笑)。

たまたま今受講している講座で手帳の効用の話を聞き、「なるほど」と思ったのでさっそく買いに行ったのですが、それもこの流れがなかったら手書きの手帳には目もくれなかったと思います。最近は気づいたことを手帳にいそいそと書き込んでは、読み返しています。

なぜ手書きには効果があるのか

手書きを始めたきっかけの記事には、科学的根拠がいくつか紹介されていました。以下はそのうちの一部です。これを読んで、「やってみようかな」と思って始めたわけですが、実践後に改めて読み返すと、たしかにそうかもと思う点がありました。

科学的な根拠がある

【研究でわかっていること】※冒頭の記事より

  • 米ノースカロライナ大学グリーンズボロ校の心理学教授ロバート・ワイリー氏
    手書きという行為が同じ概念に対して異なる経路を活性化しているからだ、と部分的に説明できる。欧米の若者205人を対象に実施した調査では、多くの学生がキーボードのキーを押すより、筆記具を持って文章を書いた方が、集中力が増し、その集中力を安定して持続させ、記憶力も向上すると報告した」
  • ノルウェー科学技術大学の神経心理学教授オードリー・ファン・デル・ミーア氏
    共著者のルード・ファン・デル・ウィール氏と2024年1月に学術誌『Frontiers in Psychology』に発表した研究で、「最も驚いたのは、デジタルペンで手書きしているときは脳全体が活性化するのに対し、キーボードでタイピングしているときは活性化する領域がはるかに小さかったことです」

    同じくミーア氏「手で文字を書く習慣は、脳にとって非常に良い運動です。交通量の多い道路でメンテナンス作業を行うようなものです」

手書きを続けるコツ

書きたくなったときに書けるように、クリアファイルにルーズリーフを持って出かけたり、書きやすくなる文具を用意しています。書きたいときに「持っている」のがコツというか。「スマホがあるからいいや」と紙とえんぴつを持ち歩く習慣もなくなってしまったので、最近は日常的な持ち物としてラインナップに加えています。

とはいえ、手書き時代は筆圧が強くてペンだこが絶えなかったり、タイピングのしすぎで腱鞘炎になりやすい私が手書きをもりもりやっていくのはリスクです。1日30分程度を限度としています。

手書きのメリット

使っているのは、A5とA4サイズの下敷きと手が痛くなりにくいシャープペン。JETSTREAMのボールペンも手が痛くなりにくいのでよく使っています。下敷きがあると書き心地が違うよね~的なことも思い出したので、大小サイズで買いました。あったほうが断然書きやすいです。家のテーブルに筆圧で傷がついてしまうのを防ぐためにも必要ですし。

そんなわけで、腱鞘炎にならないよう気をつけながら、手書きを楽しんでいます。

書いた人
まてぃさん
デジタルマーケティング支援会社の株式会社Rdesign factory代表取締役。専門分野はライティング・インタビュー・コンテンツSEO・ブランディング・SNS運用支援など。得意ジャンルは仕組み構築やツールによる効率化。好きなものは、インターネットと効率化、ドラマ鑑賞。趣味はキックボクシングと登山。
記事URLをコピーしました