毎日運動してもやせなくてびっくりした
8月から11月まで週5回ジムに通ってランニングと筋トレをして、週1回キックボクシングに行くという暮らしをしていました(週1回は筋肉休息日)。これは絶対やせるでしょうと思いながら。全然やせなくてびっくりしました。
普段の運動量
「毎日運動すればやせるのに……」と思いながら、週1回程度の運動をしていた当時の私に言いたい。「毎日してもやせないから、幻想をもつのはやめたほうがいい」と。
運動量は、トレッドミルでのランニング(3~4km)に加えて、マシン筋トレと自重トレーニング。全部で1.5~2時間くらい。キックボクシングは60分で、月1~2の頻度で登山もします。かなりの運動量だと思うのですが、体重は変わりません。実際は、運動量が増えるほど食欲も増えますし、負荷が高いので、食べないともちません。
体重は減らないけど心身を整える助けになった
とはいえ、変化はありました。
【数値で見える変化】
- 体脂肪率がわずかに低下(23→21-22を推移)
- 腕時計のベルトの穴が1つ縮んだ
【体力面での変化】
- キックボクシングが楽にできるようになった
- 集中力が途切れにくくなった
- 一度集中力が途切れても、すぐに集中しやすくなった
【体調面での変化】
- 肩こり・腰痛が楽になった
- 疲れにくくなった
- お腹まわりが気にならなくなってきた
- 風邪を引かなくなった
「あすけん」で管理してみる
運動量が増えてくると様子が変わってきて、とにかく空腹になる頻度が爆上がりです。食べても食べてもお腹が空くというか。
たんぱく質の摂取量を調整したいので食事管理アプリ「あすけん」で食事管理をしているのですが、「これだけ運動したんだから、食べても大丈夫」と思って食べると、運動で消費したカロリー以上に摂取してしまうことも。とくに疲れたときは、食欲との戦いになっていました。
ここで思考の転換に役立ったのが、“しゃべるキウイ”こと、ダイエットの知恵袋・片倉さんのYouTubeです。「ダイエットは食事がすべて。摂ったカロリー以上に消費すればやせるし、逆なら太る。PFCバランスを見ながら食事を調えましょう」という話をしている方です。話がおもしろくて、わかりやすいです。
片倉さんのYouTubeを見て、「あすけん」でカロリー管理のほかに、たんぱく質・脂質・炭水化物のバランス(PFCバランス)を意識的に見直してみることにしました。
データと向き合う習慣
「あすけん」でのPFCバランス管理は、デジタルマーケティングと似ています。マーケティングでは、データを見ながら仮説を立てて施策を実行、結果を確認して改善する。PDCAを回すように、食事管理もPDCAで回せるといいなと思ってます。こんな流れで見てます。
- PFCバランスの記録を見る(データを確認)
- たんぱく質が少ないことに気づく(課題を見つける)
- プロテイン活用や食事の順番を変える(改善案を立てて実行する)
- 食欲の変化を観察(効果測定)
毎日の食事データが、いわば「レポート」。このデータ推移を見ようと思うと、アプリにすべてを記録する手間もそれほど苦ではなくなりました。
右下のグラフは、体重と体脂肪の推移です。11月後半から少しずつ下降傾向になっていますが、運動量を少し減らして、食事量を少しずつ減らしていったことで出た結果です。運動量が抜群に多い8-10月は全然減りませんでした。
左は比較的良い結果だった日。「あすけんの女」さんにたまに褒められるとうれしい。右は体重と体脂肪の推移。11月は体重計測を怠ったので空き気味。
運動もするけど食事管理にシフト
体重が減らないのはがっかりしていますが、このくらいの運動量と食事量でバランスを取れる体重が、現体重なんだろうと思うことにしました。体重は変わらなくても、確実に体力はついていますし、走れる距離は伸び、筋トレの重量も上がってきました。仕事での集中力が上がり、心も安定していますし。
マーケティングでも、ただ数値を追いかけるのではなく、その先にある本質的な価値を見つけることが大切です。ということは、体重という数値に捉われすぎず、体調の変化やパフォーマンスの向上に目を向けることのほうが大切。体重減少は横に置いて、健やかに過ごせる運動習慣と思うことが、心身の平和につながるのかも~と思うことにしました。
結局のところ、運動も食事も「自分を整える」ための大切な要素。無理のない範囲で続けます。楽しいし。