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40代で親知らずを2本抜歯、その後インプラントを1本入れることにした

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40代で親知らずを2本抜歯、その後インプラントを1本入れることにした

去年親知らずを2本抜歯し、半年が過ぎました。その後、検診を経てインプラントを入れることになった経緯をまとめておこうと思います。抜歯に踏み切った経緯、その後の不具合、そしてセカンドオピニオンを経てインプラントを決断するまでの過程です。

抜歯したときに書きたかったのですが、抜歯後も痛みがしばらく続いたのと、その記憶が鮮烈すぎてずっと書く気が起こらなかったんですよね(汗)。

去年、親知らずを2本抜いた

2023年の9月10月に1本ずつ抜歯。完全埋没&横に倒れている親知らずだったため、口腔外科の外科手術で抜歯。執刀医はその界隈で名医と呼ばれる口腔外科の先生です。さすが名医、大学病院で抜くと2時間かかる抜歯も、10分で終わるという話。実際1本目は10分、2本目は20分で抜けました。

親知らず

カラーのままだとグロイのでモノクロにしました(載せたい)。1回目に抜歯したときの写真です。画面中央下、小さめの歯が左奥にあった親知らず、右下の立派な歯が親知らず手前にあった奥歯です。

親知らずが問題化するまでの経緯

奥歯を抜く状況になるまで何もせずにいたわけではなく、むしろ定期検診にきちんと通い、ケアも十分にしていました。親知らずがあまりにも深いところに生えているものの、とくに痛みがあるわけでもありませんでした。

親知らずに対する選択肢はふたつあって、ひとつは抜く。もうひとつは、50代になるのを待つという選択肢です。50代になると加齢とともに骨が硬くなり、親知らずが悪さをする可能性が低くなるそう。

40代に何も起こらなければ、このまま埋まったまま過ごせる人が多いと聞きました。ですので、そのままにしていたのです。ちなみに親知らず4本のうち、2本は学生時代に抜歯していて、上の2本が残ったままでした。

あるときから痛んだり、痛みが収まったりする頻度が上がってきたため、抜く判断をしたわけです。片方だけしか痛みはありませんでしたが、また同じことが起こったらいやなので、抜くなら2本抜くことにしました。

親知らずのレントゲン

赤い○印が親知らずです。埋まってます。

親知らずの抜歯過程、1本目+奥歯

抜歯日が近づいたタイミングで歯茎がやわらかくなって、膿むような状況が起こってしまいました。今思えば、それは歯周病だったのですが、歯茎が柔らかい状態で抜歯はできないので抗生物質を飲み、安定させました。

抜歯の日は時間通り病院へ。抜歯自体は10分で終わりましたが、麻酔が効きませんでした。3本打っても痛い。ですが抜くには進めるしかないので歯茎を切ってみたら、中が膿んでいて、親知らずの手前の奥歯の根元が歯周病でダメになっていました。

今回抜くのは親知らずだけでしたが、この状況で「根元がダメになっている奥歯をこのまま残すことはできない」と先生に言われ、「奥歯も抜くなら手術の同意書を今すぐ書く」、「抜かないなら親知らずも抜かずにこのまま帰る」、このどちらかを選択することに。

この間、切り傷からは血がドクドク流れています。麻酔が効きにくくなっているので、とにかく痛い。いくつか質問して、結果的に両方抜いてもらうことにしました。

何度も言いますが、麻酔が効きにくいので、べらぼうに痛いのです。抜くときは、骨から歯が剥がされていくミシミシミシミシと音を立てながら抜けました。あまりにもいやな音で、しばらく耳に残りました。

抜歯後は、失うはずのなかった奥歯を失ったショックが大きくて、呆然。なぜなら、歯を失わないようにマメに歯科に通ってケアをしてきたからです(8020運動、推進してました)。根元がダメになっていたのは歯周病だそうで、親知らずと奥歯の間から菌(?)が入り込み、根元がダメになったのだろうとの見立てでした。

ちゃんとマメにケアしてたのになぜなのよ……とがっかり。

親知らずの抜歯過程、2本目

2本目は1ヶ月後に抜きました。こちらはもともと全然痛くなかった親知らず。抜くときもスムーズに行くかと思ったら大間違い。人生で最も痛烈な痛みを感じる抜歯でした。

右上の親知らずは歯肉に埋まっている上に骨に歯が埋まっていたので、ノミ(?)でガンガン叩いて外します。場所が奥も奥なので、歯肉はどんどんメスで切られるし、口の中に金具があちこち当たって頬の内側は傷だらけで血の味。開口部の伸縮力の限界を超えた力で引っ張られるので、口の端がざっくり切れます。ここからも、

途中、先生が「この歯は手ごわいなあ……」と言って汗を拭き、手を止める場面も。その間、手を合わせて「先生が最後まで諦めずに抜歯をやり遂げられますように! お願い諦めないで!!!!」と必死で(恐怖で)祈りました……汗。目の前で色々見えるのも、聞こえるのも、怖すぎです。

親知らずの抜歯

抜けた右上の親知らずです。左は、歯の上から見た図。右は全体図。グロさを和らげるため、モノクロにしています(載せたい)。

抜いた後も、口を開けるだけで痛いし、切った傷口も痛い。とくにザクザクに切れた口の中が痛い……。夜、寝ている間に薬の鎮痛作用が切れると、鈍痛で目が覚めます。痛みで眠れないので、薬を飲まないと眠れません。その繰り返し(空腹で薬は飲めないので、プロテインと一緒に飲みました)。

抜歯後の痛みや腫れなどの経過と対処

抜歯後の痛みや腫れはそこそこありました。1回目の抜歯のときは、最初の2日が痛くて何もできませんでしたが、その後は1週間ぐらい、軽い痛みが続く程度。体が自然治癒力を発揮しようとして熱を出すので、とにかく体がだるかったです。

回復に向かう痛みでつらさを感じたのは、2回目の抜歯でした。脳天を突くような鈍痛が休みなしに続きました。期間は25日間(あまりの痛みに、「今日で〇日目なのに、まだ痛い!」と毎日言っていたので覚えている)。痛みが収まるタイミングがないので、医師に伺いを立て、痛みがなくなるまで鎮痛剤を飲み続けました。

バファリンプレミアムDXをAmazonで鬼買い。速く効いて胃に優しいって最高。鎮痛剤の薬効が切れる瞬間をこれほど鮮やかに速やかに感じたことも、人生で初めての体験です(手術したときのほうがマシだった)。

かみ合わせが変わって不具合が起こる

その後、半年が経過したわけですが、抜歯の際にできた傷や穴も埋まりましたが、奥歯がなくなったことでかみ合わせが変わってきました。その影響で、別の歯に負荷がかかるようになり、「あれ?」と思う瞬間が起こるように。

ちょうど定期健診のタイミングだったので歯科に行ったところ、抜歯で切った箇所の歯周ポケットが開いてしまって、このまま放置すると歯周病になってしまうかもという状態。早々にケアしていただき、ひとまず経過観察です。

歯周病の専門医にセカンドオピニオン

しかし、上記の経緯で奥歯を1本失った私は、歯周病に敏感になっており、セカンドオピニオンを取ることにしました。歯周病の専門医です。初診でCTとレントゲンを撮り、セカンドオピニオンとして伺った旨、これまでの経緯と懸念点をお話しし、ご意見を伺いました。

専門医の見立ては以下のとおりでした。

  • 現時点での歯周病の心配はない(先日の懸念箇所も問題なし)
  • 左下の奥歯(←色々あったけど詳細は略)は温存している意味がない。骨が少しずつ溶けているので、抜くかインプラント推奨。そのままにすると骨が溶けてダメになる可能性が高い
  • 歯磨きについては、よくできている。使っている超音波の歯ブラシがいいらしい。先生が言っていたおすすめの歯ブラシは、フィリップスのソニッケア
  • 歯が傷んでいく過程として予想されるのは、いちばんが下の左奥、次が右上の奥歯。ただし、下左奥がダメになると、次に打つ手が限られる。神経がない下の奥歯の手前の歯が先に枯れて、倒れる可能性あり。これがダメになるとかなり痛手。下左奥をインプラントにして力を分散させることで、手前の歯に負荷がかかりにくくなり、長持ちできる可能性が高まる

前提条件をいくつか省略しているのでわかりにくいかもしれませんが、そこはすみません(汗)。

専門医の話は全体的に理路整然、何が起こっていて、今後どうなるかの見立てを短期的・長期的視点で詳しく伺えたのがよかったです。そう、私が知りたいのはこういうことだったと完全に腹落ちです。

カウンセリング時間を1時間取っていただけたので、ゆっくり話せたのも大変よかったです(そういうコンセプトのクリニック)。どの科の医師も待ち患者数&制限時間に追われているので、話す時間がおしなべて短い。そして焦っている。

だから、しっかりお話できるのは新鮮でしたし、ありがたかったです。これから払う金額を考えたら、まあそうだよねという気もしますが。

インプラントを入れることにした

インプラントの予定は頭にありませんでしたが、親知らず抜歯時に失った奥歯の影響を受けることになった下の奥歯(根元が短くなっている)の何が問題かもわかったので、選択肢をいくつか挙げていただき、結果的にインプラントを入れることにしました。

インプラントは約半年がかりで、「抜歯⇒土台をつくる⇒ねじを埋める⇒埋めたねじに歯を作る」の工程。費用は約60万円ほど。高い……と思ったけれど、早期対応することでこの金額で対応できることも理解できたので、やることにしました。歯歯歯!

インターネットに情報があるって大事

歯の話とは関係ありませんが、専門医を探した際、歯周病の専門医を探しました。比較的新しい歯科だったので、リアルな口コミ情報の少なさが気になっていました。お世話になろうと決めたものの、不安になって調べ直しました。

その先生が所属している学会の名簿検索、論文検索などを行い、「実在している本物の医師」「経験年数が〇〇年の専門医」であることを確認できて安堵。

また、病院系はITリテラシーの問題があって、古いWebサイトが残っている場合が多々あります。その辺も踏まえて先生の経歴をたどって検索してみると、いくつかヒット。削除されていない古いページや過去勤務病院のアーカイブも発見し、確認できました(リニューアル時の古いHTMLの削除し忘れは、わりと多いです。本来削除するものです)。

インターネットってなんでも情報があるので、やっぱりいいよねえとインターネット愛を確認しつつ、やはりどんな形でも情報発信していると、履歴を検索する人にとって「信用度」を高める蓄積情報になるよねえとにやにやして、安心した次第です。

あと、口腔洗浄機買いました。今日届く予定ですが、磨きにくい場所はこういうのを使うといいそうです。はてブでバズッてたやつ。

歯!

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