考え方

どんなときも、心に火を灯せるスイッチ

見なよ、俺の司を
まてぃさん
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何かをしようと思って、集中できないとき、心が散漫なとき、自分のキャッチコピーやスローガンを思い出して、エンジンを動かします。それ以外にも、自分の心に火を灯すように、心が動くものがあるといいなと思っています。最近ひとつ見つけたので、それについて書いてみます。

自分の内側にある力を呼び起こす

心のスイッチとは、自分の内側にある原動力を呼び覚ますきっかけのことです。それは、自分自身のキャッチコピーかもしれませんし、尊敬する人の言葉や姿勢かもしれません。

今の私にとって、心のスイッチのひとつが『メダリスト』(つるまいかだ著)の司先生のありかたです。アニメで見て、コミックスを読んで、今は毎月連載を読んでいます。好きすぎて。司先生以外の登場人物も、人物造形が深く、心を打つシーンが続々登場します。

『メダリスト』と司先生

『メダリスト』は、フィギュアスケートを題材にした作品です。

主人公のいのりちゃんは、友達もいない、何もできないひとりぼっちの小学4年生として登場します。フィギュアスケートが大好きだけど、いのりちゃんのお姉さんがスケートで足を怪我した経験があり、お母さんに「自分も習いたい」と言えないまま小学4年生になってしまいました。

スケートで何かを成し遂げたいと思ったら5歳から始めるそうで、10歳から始めるとなると、とてつもなく遅いスタートになります。

そこで出会ったのが司先生(26歳)です。熱血筋肉ムキムキお兄さんとして作中で活躍する人物で、彼もまた、中学2年生の14歳でフィギュアスケートにのめりこみ、基礎から習いたいと思い、奔走した人物です。

しかし、両親は反対。なにしろ大変なお金がかかります。そして、どこのクラブに行っても「中学2年生じゃ始めるのが遅すぎる」と断られ続けます。それでもあきらめきれない司先生は、同好会や個人でコーチをしている方を見つけ、高校生になってからはアルバイトでレッスン代やスケート靴代をまかないながら、基礎を身につけ、スケートを続けました。

あるとき、「絶対にここで結果を出したい」と考えていた大会で思うような結果を出せませんでした。この先はネタバレになるので控えますが、その彼が、

  • あきらめなかった彼だからこそなし得たこと
  • 師と仰ぐ人がいなかったから気づいていないこと

が少しずつわかってきます。その歩みを経た司先生がいのりちゃんと出会ったとき、人生ふたつ分をかけた挑戦が始まります。こうして書いているだけで、泣けてきます。

そんなわけで、見なよ俺の司を

この記事で何が言いたいかというと、見なよ…俺の司を…。今、私の心に火を灯すスイッチは、この司先生です(笑)。

この動画を見るたびに心が震えます(とくに3分34秒~)。見るたびに力が湧いて、涙が出るようなものって、そうそうないですよね。感動ではなく、自分の内側にある何かを常に刺激され、エネルギーが呼び覚まされるような感覚なんです。

こういう状態を「心のやる気スイッチを押す」と言うと思うのですが、そういう軽い感じではなく、「心に火を灯す」感じなんですよね。じわじわと、だけど消えない。温かくて、沁みてくるような。そういう意味でも、『メダリスト』は、そんな感覚を刺激する稀有な作品です。

この動画を、わりと毎日仕事を始めるときに見ています。コメント欄が盛り上がっているのも、よくて。

メダリストの主題歌、よねりん(米津玄師)と羽生結弦さんのMVも最高です!

必要なときに自分のスイッチを押せるのは強い

あなたにとっての「心のスイッチ」は何でしょうか。

  • 自分が何者でありたいか
  • そのために何ができるか
  • それを突き詰めて、人生をかけて挑戦する覚悟はあるか

心に火を灯すスイッチは、ひとり一人違います。それは映画や本、音楽かもしれませんし、誰かの言葉や姿勢かもしれません。あるいは、過去の自分自身の経験や達成感だったり。

大切なのは、そのスイッチを必要なときに押せることです。そうすれば、どんなときも心に火を灯し、前に進むための力を得ることができます。しばらく私にはそれがなかったのですが、司先生のおかげで爆誕しました、このスイッチ。

人生のタイミングが早いとか遅いは問題じゃない

『メダリスト』の司先生のように、あきらめずに挑戦し続ける姿は、多くの方の心に火を灯します。そして、その火は、また別の誰かの心に移り、新たな挑戦を生み出していくのです。

何かに打ち込んだ記憶があったり、打ち込む姿に心打たれがちな方にはとくに、『メダリスト』をおすすめしたいです。私のスイッチとして紹介しましたが、この作品を読む(見る)と、そう感じるのは私だけではないと思います。

だからこそ、よねりん(米津玄師)が主題歌を書きたいと直談判し、羽生結弦さんもよねりんのオファーに応えて、すばらしいショートプログラムをつくり、踊ったのだと思います。フィギュアスケートに詳しくない私でも、作品を読んだ後にあの演技を見ると、どれだけすごいことなのかがよくわかりますし、おふたりのとめどない情熱が伝わります。

そういう熱量を人に呼び起こす力が、『メダリスト』にはあります。各種配信サイトでアニメも配信されています。

以上、私の心のスイッチ自慢でした。

メダリスト
書いた人
まてぃさん
「独立して穏やかに暮らす働き方」を軸にデジタルマーケティングの支援を行っています。自分らしさを出せるSEOライティングとか、自分の商品・サービスのよさを伝えるコンテンツの磨き方がメインのお仕事。趣味はキックボクシングと登山。株式会社Rdesign factory代表取締役。
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