インハウスマーケターを6年ぶりにやっている

まてぃさん

ごりごり自分の手で動かすのは久しぶりなので、とても楽しいです。自分のメモも兼ねて、普段やっていることを少し整理してみます。

インハウスをやってみた感想

まずGA4とタグマネを設定し、取得すべき数値の設計からスタートしました。広告の整理とSEO対策の要望があったため、収益に直結する部分から着手しています。広告データとGA4のデータをもとに現状を分析し、課題となっているポイントを洗い出したうえで、サイトマップを引き直し、サイト構造とディレクトリ構造の整理、導線設計の見直しを行いました。

その後、再設計した構造に基づいて新規コンテンツを複数制作し、事業構造が正しく伝わる形へと切り替えています。事業の優先度に合わせてサイト構造を切りなおしたので、それに合わせて今後更新していく記事リストも作成。社内の専門知識をコンテンツに還元する仕組みも構築しました。

事業ごとのペルソナとカスタマージャーニーを引き、ウェブサイト・広告・SEOと連動させたときのSNSのポジションを設定。広告を見たユーザーが検索したときの受け皿になるよう設計し、試行錯誤の末、当たり筋を発見。少しずつ手応えが見えてきました。

サーチコンソールの順位は4ヶ月で一定の改善が見られていますので、方向性としては妥当。3月下旬のコアアップデートで若干影響を受けつつも、現在は回復傾向にあります。

この一連の流れの中でフォーマット化できることは、テンプレをつくって、部門内でレクチャーしてます。テンプレとAIがあると、経験値が少なくても一定レベルのものはつくれますが、人間が判断する基準とアウトプットに対する仮説を持つことが大事なので、その視点を教えてます。

わー。こうして書いてみても楽しい。GA4と広告は独立してから離脱気味でしたが、完全復帰しました。

インハウスに向いている人の3つの特徴

久しぶりにやってみて、この3つかなと思ってます。

・自分で手を動かすのが好きな人
・数字を直接見て調整していくのが苦じゃない人
・試行錯誤を回し続けるのが楽しい人

マルチタスクになるので、提案や戦略設計だけに集中したい人には、頭の中があちこち行き来して落ち着かないかもしれません。

私自身、独立してコンサルとしてやっていたときは、複数の案件を横断して見ることや、全体の設計を考えることに面白さを感じていましたが、実行したくてうずうずしてました。ここで、手を動かして結果を出したいと感じる人は、インハウス向きなのかも。

独立していたときは自分のサイトやブログ、SNSなどいろいろ手を動かしていましたが、当時の自分の体制では、できることに限界もあり、動かせることもそんなに多くなかったと今は思います。事業のスケール感というか。大きくするつもりがない会社を運営するのは、私の人生にはフィットしていましたが、マーケターとしての欲求とは、少しズレていたのかもしれません。

専門性をどこまで追求するか

この先のキャリアをどうしようかなと考えていたとき、こういう話をされたことがあります。

「中途半端にあれこれやらず、ひとつの専門性を突き詰めたほうがいい」

SEOならSEOの専門家として、広告なら広告運用の専門家として。そのほうが市場価値としてもわかりやすいし、評価されやすいという話です。一理ある話ですし、直接言われることもあります。

ただ、私自身の感覚とは少し違う部分もありました。SEOだけ、広告だけ、という切り分け方に実感が持てなかったからです。もう長いことこのスタイルでやってきてしまったし、何より、できる手を全部打って、全体感を見ながら底上げしていきたい考えがずっとあるからです。

オンラインの施策って、広告・検索・コンテンツ・導線が全部つながって動いているので、ひとつの側面だけ見ても判断しきれないことが多いじゃないですか。だから、「SEOの専門家になります」と割り切ることにも、難しさを感じます。SEOどころかAIO(LLMOとかGEOとか)もやらないといけないし、流入先を確保するために広告やSNSもやっておく必要もあります。で、記事もつくる。考え始めると整理がつかなくなります。

そう考えると、スキルってひとつに絞るものというより、掛け合わせて、自分なりの答え合わせをしながら調整していくものなのかなと今は思ってます。取り扱う商材や身を置く場所、役割によって必要なスキルや知見は変わります。私は私に合った場所で自分の仕事をする。それでいいし、それが私には合っていると感じています。

スキルは全部つながっている

私は、もともと編集職からキャリアをスタートして、その後ディレクターになり、今はマーケターとして仕事をしています。

編集職のときは、「誰に、何を、どう伝えるか」をひたすら考えていました。ディレクターになってからは、それをどう形にするか、どう設計するかを考えるようになりました。マーケターとしての今は、それが実際にどう数字として返ってくるかを見ながら、改善を回しています。

コンテンツをつくるときも、ただキーワードに合わせて書くというより、「このページはどの導線の中でどういう役割を持つのか」を考えながら設計しますし、広告の数値を見たときも、「どこで離脱しているのか」「その原因はコンテンツなのか、導線なのか」、穴が開いている場所を探します。その上で、広告を使うときは短期的な利益を追い、そうじゃないときは中長期で考えます。積み上げて自動化できたほうが効率的だから。

たぶんこれは、編集だけ、ディレクションだけ、マーケティングだけをやってきた場合とは少し違う見方なんじゃないかと思います。だから、誤解も起こりやすいので、必要に応じて背景を説明します。

ひとつ一つは別のスキルですが、実際の現場ではそれらがつながっている。だからこそ、その間を行き来できること自体は、私の強みになっていると思っています(人から見たら弱みかもしれないけど)。もうここまで来ちゃったので、この形で続けていこうと思っています。何より楽しいし、ちゃんと結果も出てます。うん。

書いた人
まてぃさん
まてぃさん
マーケター(会社員)として働きながら、日々考えてることをなんとなくメモしてます。SEOとか広告の話も出てきますが、仕事に直接役立つようなことはあまり書いてないです。趣味はキックボクシングと登山。
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