メインのメモ帳はNotionを挫折してEvernoteに戻しました〜
3か月間メインのメモ帳にしようとNotionを使ってみたのですが、結局Evernoteに戻しました。平たく言うと挫折です。使ってみて気づいたことを自分用のメモとしてまとめます。また迷う日が来るかもしれないので。
結論
- Evernoteに戻った
- めんどくさがり屋がまめにメモを続けられたのはEvernoteのシンプルさゆえ
- メモの拡張性や共有にはNotionが圧倒的に便利
すべてのメモをNotionに移行するつもりで一部データを移行して使い始めました。私がこれまでEvernoteをマメに使っていられたのは、めんどくさがり屋でも使い続けられるシンプルさが理由だった模様。
とくに毎日使う議事録と日記は、Notionで続けるにはクリック数が多くて手間。通常議事録と日記は当日に記録をまとめているのですが、Notionだと時間の都合とめんどくささで日をまたいでしまうことが増え、1.5か月使った段階でEvernoteに戻しました。
とはいえ、NotionはNotionでよいところが多いので、一部使い続けると思いますが、メモが分散するのは嫌なので悩みどころ。人と共有するメモの使い勝手がNotionは抜群によくて、一度使うとほかの共有ツールが見劣りしてしまいます。
Notionで使っていたもの
日々使うもの群
・議事録
・日記
・企画・アイディアのネタ帳
趣味のもの群
・ドラマ視聴ログ
・旅行計画の作成と共有
・旅行などイレギュラー時のチェックリスト
・コーディネートログ
・服の管理
Notionの使用目的と環境設定
使用目的
- EvernoteにあるメモをNotionに移行
- 日常的に使用しているメモのDB化
メモやデータの一元化をNotionを使う目的に挙げる方が多いですが、私のメモは過去にEvernoteで一元化しているため、それは目的になりません。各種メモにビューやリストの設定を入れることで、違う視点で情報閲覧したり、テキスト・ファイル・動画・地図・表計算など、あらゆる種類のメモをビジュアライズできる使い勝手のよさが、メモをさらに使いやすくしてくれるのではと期待。
まずはメインで使うのための環境(?)を構築。足掛け2週間で最初のDBを作り、最も使う「日々使うもの群」から使用開始。無料プランで始めましたが、データのアップロードに1日5GBの上限があり、これがすぐにひっかかりました。アップロードができないと議事録に不足が生じるため、Parsonal Proプラン(月4ドル)を年払で課金(35ドル)。
Chromeの拡張機能を入れてメモをしやすくしたり、「FastNotion」アプリを使ったメモのフローも整備。データのストックがぽんぽんしやすくて、便利。
Notion設定時に楽しく見た動画
平岡さんのYoutubeをいちばん楽しく拝見しました。Notionの基礎や全体感、DBのまとめかたがざっくり把握できて、わくわく。
とくに「みんなのNotion活用術が参考になりすぎた…!【20万人調査】」が秀逸で、十人十色の使い方はNotionの自由度や活用度合いの広さがよくわかりましたし、ここから動画を見始めて、Youtubeで果てしなくNotionのDB構築動画を見てしまうことになり、沼でした。こちらの再生リストもおすすめです。
Notionがいいなと思った理由
- 情報整理がしやすい
- 情報共有に強い
- メモをDB化して、いろんな切り口で情報の閲覧ができる
- DBの構築次第でアイディア醸成の仕組みが何通りにも広がる
- ロジックでDBを組み立てる課程が楽しいだけでなく、偶発的な何かが生まれそうな期待がある
とくに、アイディアメモや記事のネタ出しや旅行日程の共有は、Evernoteより断然便利でとても気に入りました。アイディアメモは、平岡さんのカンバン形式に感銘を受け、真似してテンプレート(以下、テンプレ)を作りました。これは今も毎日開いて使っています。
村上 臣さんのNotion本もとても参考になりました。
旅行計画のテンプレが便利
Notionにはサンプルのテンプレがいくつか登録されているのですが、旅行日程のテンプレも複製して使いました。これまで旅行の計画表はGoogleドライブに日程表を作って(しかもスプレッドシート)、表とリンクで構成したものを作っていました。スプレッドシートに慣れている人はこれでも見てくれますが、慣れない人は嫌がりますよね。しかもスマホで見るので微妙に使いにくい(笑)。
Notionで旅行計画のノートを作ると、トグルで情報をopen/closeできるので、必要なものだけ前に出しておけばよいですし、地図も画面内にGoogleMapが表示されて一目瞭然。詳細を埋め込みたいときは、サブページを作ってリンクを貼ればそれで済みます。
「これを見に行きます!」という動画の埋め込みをしておくと予告のようで楽しみが増えますし、見出しやページ分割も自由なので、使い慣れない人がページを開いたとき、編集はできなくてもページ内で迷うことがありません。もちろんスマホ動作もスムーズ。
サンプル:旅行計画のノートとドラマログ
5月に旅行に行ったのですが、その際に作ったのがこちらのメモ。この調子で4日目までだらだら書き連ねてあります。
続いて、こちらがNotion熱狂中に見ていたドラマのログ。このままデータが溜まったら、Webサイトとして公開してもいいなあとか思ったりしました(笑)。ドラマのDBは作るのも楽しいので続けたいのですが、メモするのに時間がかかるので、最近はメモが止まっています。そう、いちばんダメなのがメモが止まること。細く長く続けることが私のメモの目的なので、ちょっと違うよねと。
Evernoteをメインに戻した理由
Evernoteのよい点
- 一つのノートに議事録やアイディアメモをまとめ、時系列に遡って見る使い方はEvernoteのほうが便利
- Evernoteは複雑なことや素敵なビジュアルにはできないけど、とにかくシンプル
Notionで面倒と感じた点
- ラベルやビューの閲覧性はいいが、書くために何クリックか必要
- 過去ログの振り返りが面倒。1ページを開くまでのクリック数が多い(私がしている設定の問題もある)
- 画像挿入のフローが5クリックに渡り、面倒(画像挿入⇒画像選択⇒サイズ選択⇒決定⇒挿入)。Evernoteは2クリック(画像挿入⇒画像選択)
- 画像挿入でタテ位置画像がヨコになるのがストレス。たまに意図を汲んでタテを維持してくれるけど、7回に1回ぐらいでけっこうイライラする
たとえば議事録の場合、EvernoteはURLを開いて2クリックでコピペできますが、Notionでは該当テンプレを呼び出し、ラベルを一列追加するところからスタート(当然2クリックでは完了しない)。
最もネガティブに感じたのが画像挿入です。タテ位置写真がタテに表示されないことがストレスで……。これって設定の問題なんですかね? 挿入のフローも長いんです。毎日日記にちょこちょこ画像を入れている作業で、例えば5枚入れるときは25クリックが必要(画像サイズを選ばなければ各3クリック)。寝る前に書いているので、この作業をしていると目が覚めちゃうんですよね。
設定やアプリ導入で解決しようとしたのですが、日記の階層や投稿フローを変えても、使い勝手の部分でEvernoteのストレスフリー感が恋しくなってしまいました。どうしようかなあと解決策を探っている間に、画像挿入の手間が原因で日記自体が滞るようになってしまったので、あきらめてEvernoteに戻しました。これ、いい方法あったらどなたか教えてください。
まとめ
私の課題はクリック数とタテ写真の表示形式です。こんなところで引っかかる人ってほかにいるんでしょうか。全体の使い勝手を考えれば、そこはまあいいかと思ったのですが、日記と議事録の簡便性のほうが優先度が高く、続かなかったんですよね。
アイディアの整理や作業、情報共有はNotionを使用しつつ、結果的にメインメモはEvernoteに戻りました。一元化どころか分散してしまった……。Notionの設定の問題もあると思いますので、またチャレンジするタイミングも来ると思いますが、今はこんな感じです。