Evernoteの代替ツール引っ越しをやめて、使い続けることにした
Evernoteは運営会社が変わったり、動作が不安定になったり、大幅値上げがあったりして、ファイルを預けておくのが不安になり、代替ツールに移行しようとしていました。それで、どこに乗り換えるかをリサーチして、UpNoteに引っ越そうと思って作業をちょこちょこやっていました。
ですが、結局乗り換えすることをやめて、Evernoteをそのまま使うことにしました。
▼こんな記事も書きましたし。
Evernoteの代替ツール5選。ヘビーユーザーが移行先を本音で選定!
Evernoteを選ぶ理由
Evernoteを買ったイタリアの会社Bending Spoonsが、Evernoteをどう思っているかがわからなかったので、Evernoteそのものがなくなるかもという憶測が飛んでいました。ですが、Bending Spoons社は2023年に
- Evernoteをより速くする
- Evernoteをより信頼できるようにする
- Evernoteをより安全にする
という宣言を行い、開発に当たるようになります。結果、
- ソフトウェアの更新頻度が毎週更新になった
- 同期速度の向上を図った
- 古いソースコードを書き換え、脆弱性を取り払った
- モバイルエクスペリエンスの向上に焦点を当てた開発を行うようになった
結果、EvernoteはPC版・SP版ともに動作が安定し、サクサク動くようになりました。今は、YouTubeチャンネルでも「今月のアップデート情報」をエンジニアの方が報告してくれていて、今Evernoteで何が起こっているのかがわかるようになりました。
ゆえに、Evernote使ってても大丈夫! と確信を持てたわけです。ですので、移行は完全にやめました。
UpNote移行作業の煩雑さに心が折れた
ここからは余談です。
以前UpNoteに移行しようと思ってファイルのエクスポートを隙間時間にちょこちょこやっていたのですが、ノートブック単位でしかエクスポートができないので、作業が面倒。2009年から使っているので、ノートブック数が41あり、41回エクスポートする必要があります。
しかも、ひとつのノート内に画像添付が多い場合は、すべての画像添付がされず、一部のみの移行となるため、手作業での貼り付けが必要に。1日1ノートブックのエクスポートをして、ひとつ一つノートを開いて、画像の欠損を確認して貼り付ける……という作業がけっこう大変で、心が折れました。
1ノート内にテキストが多い場合も途中でカットされてしまうことがあり、書けた部分は目視確認とコピペが必要に。つらいなあと思ってダラダラしているうちに、Evernoteが華麗に復活。ローカルに置いて作業していた移行用ファイルは削除しました。
OneNoteは色が好きじゃなかった
MicrosoftのOneNoteにも環境をつくってエクスポートを試しました。こちらはさすがMicrosoft。簡単に移行できます。動きもBending Spoons社運営以前のEvernoteよりサクサク動きますし、使い勝手はよかったです。
ですが、毎日頻繁に開くのに色が好きではないし(好みの問題)、画像をたくさん貼り付けると容量の問題で有料化することになります。すると、OneDriveが関わってくるので、それは嫌だなと(OneDriveが関わるとろくなことがない)。なので、作業はそこで終わりました。
PCの作業環境がMicrosoftメインで動いているなら、EvernoteよりOneNoteのほうが共有のしやすく、共同編集するのに便利だなとは思いました。Evernoteは共有はあまり得意ではないので(個人ノートを不意に公開してしまいそうで怖いというのもある)。
まとめ
Evernoteを移行しようか迷っている方、もう安心して大丈夫だと思います(私はそう思ってます)。
Evernoteのエンジニアの @fedesimio さんが日々開発の進捗を話しているのも、「このままEvernoteを使って大丈夫そう!」と思える安心材料なので、たまに拝見してます。