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10月に見たドラマリスト_刑務所のルールブック、椿の花咲く頃に、ミスター・サンシャイン他

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10月に見たドラマリスト_刑務所のルールブック、椿の花咲く頃に、ミスター・サンシャイン他

10月はどっしりした内容のドラマを選んで見ました。前評判を調べていたこともあって、見応えのある作品が多かったです。ネタバレしないように書いていますが、していていたらすみません。

「刑務所のルールブック」パク・ヘス、クリスタル(チョン・スジョン)

「刑務所のルールブック」パク・ヘス、クリスタル(チョン・スジョン)

★★★★★

メジャー移籍を控えた韓国一の人気野球投手のジェヒョク(パク・ヘス)がやむを得ない事情で突然刑務所に入ることになり、拘置所⇒刑務所の暮らしが綴られるドラマ。韓国名は「賢い監房生活」。

よかった、とてもよかったです。刑務所ならではの力のルールに支配される人間関係に、ジェヒョク(パク・ヘス)がどう対処するか冷や冷やしながら見始めましたが、そこはさすがトップアスリート。メンタルが強い強い。人を惹きつける立ち居振る舞いで自然と周囲が味方になり、窮地を脱していく姿に心打たれます。ドラマのOSTも実力派のOSTおなじみアーティストが勢ぞろいで、どの曲も沁みました。とくにHEIZE。

ところで、ジェヒョクの相手役はf(x)のクリスタル。クリスタルの韓国名はチョン・スジョンというそう。f(x)はSMエンタテインメントの5人組ガールズグループで、現時点ではSMとの契約が終了。メンバーが散り散りになっていたこともこのタイミングで調べて知りました。「Red Light」が超絶クールで好きだったので自分のために貼っておきます。

 

「椿の花咲く頃に」コン・ヒョジン、キム・ハヌル

「椿の花咲く頃に」コン・ヒョジン、キム・ハヌル

★★★★★

2019年史上最高の大ヒットドラマで、同年放送「愛の不時着」「梨泰院クラス」を押しのけて、「第56回百想芸術大賞」(2020年)でドラマ部門大賞受賞(計4冠)、「第15回ソウルドラマアワード 2020」で5冠、「KBS演技大賞」で12冠のほか、あらゆるドラマ賞を総なめにした作品です。

海沿いのオンサンという町にシングルマザーのオ・ドンベク(コン・ヒョジン)が幼い息子と引っ越してきて、カメリアというバーを開きます。町は住民全員が顔見知りという噂の早い場所で、ドンベクはその境遇から差別・偏見の目に晒されますが、幼い頃から過酷な境遇に育った彼女は静かにやり過ごします。そんな彼女に地元の警察官ファン・ヨンシク(カン・ハヌル)が心奪われ、物語は鼓動します。しかし、町で殺人が起こり、彼女も巻き込まれていくのですが……。

心洗われるいいドラマでした。この世でいちばん怖いのは、人。でもこの世で最も愛しいのも、人。人は自らの鏡であることが克明に写し出された物語でした。途中胸が痛む場面があるのも、人の世の世知辛さゆえ。けれど、そこをどうするかは本人次第。世の中は不公平ですが、不公平さをどう捉えるか、自分にとってどう正解に変えていくかはその人次第。それしかないのだ、という話。

コン・ヒョジンはどのドラマで見てもかわいい。今回は影のある役だったこともあって、服装がいつもより控えめですが、いろんな柄のレイヤードが粋。普通の人が着ると「?」な服でも、彼女が着ると味が出ます(彼女は衣装を自らコーディネイトする人としても有名なファッショニスタ)。

彼女の相手役はキム・ハヌル。韓国ドラマ特有の騒がしい話し方をする人の役で、出てくるたびに画面が騒がしい(笑)。慣れるまで時間がかかり、半分くらいまできてようやく慣れましたし、その騒がしさが最後まで必要でした(笑)。

「ミスター・サンシャイン」イ・ビョンホン、キム・テリ

「ミスター・サンシャイン」イ・ビョンホン、キム・テリ

★★★
「太陽の末裔」「トッケビ」の監督・脚本家が再タッグのドラマ。2019年の第55回百想芸術大賞のほか、2018年のドラマ賞レースを総なめに。

時は朝鮮王朝末期。1871年に勃発した辛未洋擾(シンミヤンヨ。日本名「ジェネラル・シャーマン号事件の報復」)の頃、両親を両班(貴族)に殺された奴婢の少年チェ・ユジン(少年役はキム・ガンフン/成人後はイ・ビョンホン)が、ある出会いを経てアメリカの軍艦に乗船し、渡米。人種差別を受けながらも、ユジンはアメリカ人として米軍海兵隊大尉となり、アメリカ大統領命によって朝鮮へ。駐屯中の出会いを通じて起こる出来事を壮大なスケールで描いたドラマです。

制作費がテレビドラマとしては異例の430億ウォン(約43億円)ということもあり、描写が丁寧かつ派手。登場人物の衣装の華やぎぶりも見事で、目が楽しいです。

ドラマのカギとなるのが、4人の人物です。朝鮮最高名門家の最後の血族である令嬢コ・エシン(キム・テリ)、ある両班の息子キム・ヒソン(ピョン・ヨハン)、白丁(奴婢よりも低い身分)の息子ク・ドンメ(ユ・ヨンソク)、ホテルグローリーのオーナーで日本人の資産家に嫁いだイ・ヤンファこと、工藤陽花(キム・ミンジョン)。

全体的に情緒的な感じで3話ぐらいまで場所や時間が良く入れ替わり、登場人物の背景がわからないままどんどん話が運ばれていくため、最初は「???」の連続でしたが、だんだん全体像がわかってくると、時をかけてつながれていく人間関係の深みと幅に引き込まれました。

当時ビョンホン48歳、テリ28歳と20歳差。序盤ビョンホンとテリの年齢差が気になりましたが、身分差や渡米後の艱難辛苦を考えると、なるほど、イ・ビョンホンと思いました。最後がとくに。

ドラマ賞を欲しいままに獲得したこの作品は、歴史に忠実に描かれた点も高く評価されていて、遺っていた写真を忠実に再現したシーンも見どころでした(←後で調べた)。韓国の重めの歴史ドラマが好きな方は好きだと思いますが、万人受けではないかも? 「朱蒙」「華政」「帝王の娘 スベクヒャン」あたりが好きな人は楽しいかもしれません。

「ロマンスは別冊付録」イ・ジョンソク、イ・ナヨン


イ・ジョンソク初のラブコメで、入隊前最後の作品。見るのを楽しみに取っておいた作品ですが、残念ながら2話序盤で脱落。物語が浅すぎて見ていられませんでした。演技派ジョンソクの無駄遣い。

「バチェロレッテ」

★★★★★

ドラマではありませんが、私の中でバチェラーシリーズは「人間ドラマ」としていますので、ここにメモしておきたいです。賛否両論ありますが、私は楽しく見ました。これまでのシリーズの中でいちばん面白かったです。とくに男性同士のねちねちしたやり取りが最高。アフターローズは泣いた……。

こうこうさんのYouTubeを発見。2代目バチェラーの小柳津さんと仲が良いそうで、見ていてほっこり。

 

 

 

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