ひとり会社

ひとり社長のメンタルケア

ひとり社長のメンタルケア
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独立してから大事になるのがメンタルケアです。フリーランス期間を含めて独立してから4年11か月目。今思うとメンタルをどう保つかを軽く考えていたなあと思います。振り返りと反省も込めて、書いておこうと思います。

ひとり社長特有のストレス要因

ひとり社長をしていると従業員はいませんので、会社組織ならではのストレスはありません。その代わり新しいストレスが発生します。独立後はずっと、自由になった喜びのほうが大きくてあまりちゃんと考えていなかったのですが、言語化してみると3つのストレスがありました。

  • 売上の波による不安への対処
  • 働きすぎを防ぐ境界線の引き方
  • 孤独感との上手なつき合い方

独立当初は半年~年間契約が多かったので売上に対する不安はなかったのですが、最初の顧客との契約はいつか終わりを迎えます。それがまとめてくるのがだいたい3年目。そのあたりから「売上の波による不安」が現れるようになりました。

「何とかなる」と思って働いていましたが、そのうち「働きすぎを防ぐ境界線」がどんどんなくなって、どんどん働いて虚無……みたいなことが何度かありました。

そんなとき、誰かと話したくなるのですが、ひとり会社なので話し相手がいません(笑)。会社員時代の友達に話すと変な感じになりますし、趣味の友達に話すのも変。なので、しばらくもやもやを抱えて、コトリー(カウンセリングプラットフォーム)でカウンセリングを受けたりしました。結果、コーチングを受けるようになって、お金を払って定期的に話を聞いてもらう相手を得たわけです。

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“心の筋肉”の鍛え方

いろいろやってみて、メンタルケアとして行き着いたのが、この4つです。

  • 朝型生活
  • 運動習慣
  • マインドフルネス
  • 登山

朝型生活

やはり朝型は強いです。朝日を浴びてメンタルが上がらないのは逆に難しいので、起きたらまず窓を開けて朝日を浴びて、白湯を飲みます。最近は22時前後に寝るようにして5時に起きることも多いです。夏のように明るくはありませんが、しんとした静けさの朝は、集中できますし、何より気分がいいです。

運動

そして運動。これまでは週に1~2回できればいいと思っていたのですが、今は毎日運動しています。毎日1.5~2時間の運動時間を取るのは、慣れるまで難しかったのですが、3週間続けたら続くようになりました。

今は運動している時間は「無」になる時間にもなり、欠かせないものとなりました。

マインドフルネス

運動と同じくらい欠かせないのが、「いまここにある」を感じるために、瞑想の時間を取ることです。

ただ座って目を閉じて、深く呼吸をする。たった5分でも心も頭もすっきりしますし、心にある焦りやざわめきが鎮まります。瞑想は「心の筋トレ」として、継続的な実践で効果を実感できる手法としても証明されていますし、日々の習慣に欠かせなくなりました。

瞑想に慣れないときは、誘導瞑想の動画をよく使っていました。たとえばこれ↓とか。

最近はシンギングボウルがお気に入りで、瞑想したり、仕事中もこれを流したりしています。

登山

そして昨年12月から始めた登山。もっぱら単独登山ですが、ひとりだと一歩間違えたら簡単に死ぬので、事前リサーチして、しっかり準備して、山に出かけてひたすら歩く。これがもう気持ちがよくて。

ほどよい緊張感と、とんでもない疲労。下山後に温泉に入って身体がほぐれたときの感覚と、帰って泥のように眠る感覚。普段頭のなかでぐるぐる考えていることがばからしくなるくらい体力勝負の登山は、頭と身体がすっきりして、病みつきになりました。

やればやるほど体力もついてメンタルも強くなるので、日常的にちょっとやそっとでへたらなくなりました。

危機的状況での対処法

誰も私の不調に気づかないのが、ひとり社長です。なので、自分で自分を守るためにも気をつけるようになったことがあります。

メンタル不調のサインに敏感になる

まず、メンタル不調のサインに敏感になり、気づいたら即対応すること。これが欠かせません。「今忙しいから」で先延ばしすると、気づかぬうちに悪化していて、取り返すのに倍以上の時間がかかることになります。

すぐに時間をとって、根本的な解決を図れるよう原因究明と解決に取り組みます。必要なら休みも確保して。

私の場合、

  • 日常のなかで鼻歌が出なくなる
  • やる気が起きない
  • 理由もなく憂鬱
  • ごはんが美味しくないし、楽しくない

あたりがサインです。

適切な専門家を頼る

自力でなんとかならないときは、適切な専門家に早い段階で頼ります。メンタルやフィジカルの専門家とか。専門家ならではの意見をいただくことで、第3の視点から物事を俯瞰して見られますし、思いもよらない解決法が得られることが多いからです。

自力でなんとかなることには限界があります。自力でできることはもうすでにやってここに至っているはずなので。でなければ、そもそも起業なんかしていません。

マインドがすべて

なんにせよ「マインドがすべて」。これに尽きると痛感しています。

休みがなくなるような働き方をしてしまうのも自分、締切が厳しい仕事を「できるできる~!」と思って引き受けてしまうのも自分、望まない顧客を顧客としてしまうのも自分、不安な感情を引き起こすのも自分です。それをつくっているのは、私のマインドです。

2024年は「無意識を鍛える」をテーマにしています。脳内にある言葉は、過去の積み重ねからできた想念のようなもので、ラジオのようにずっと頭のなかで音を鳴らしています。

とくに顕著なのが自己肯定感に関する思い込みです。「私にできるわけない」「私なんて……」「○○できない自分は〇〇だ」とか。

そのままにしておくと、無意識に望まない状況も呼んでしまいます。昨年末にそのことに気づいて、この10か月無意識を書き変えようとしてきました。あれこれ試してよかったのが、オーディブルです。

ながら読書ができるのもすばらしい点ですが、オーディブルの声優さん(?)の声がよくてですね、聴いているととても元気が出るのです。運動しているときにもよく聴いています。無心で運動しながら心に響く本と出会うと、何度も何度も何度も何度も聴いて、その声と内容を頭の中に写し取っています。

なかでも気に入ったのはこの2冊で、ここ3か月毎日代わる代わる聴いています。

どちらの本も「マインドがすべて」という話で、いかに自分の思考が毎日を、人生をつくり出しているかがよくわかる本です。読み手のテンションもとても楽しいので、聴くたびにわくわくしますし、気づきが多いです。

オーディブルを聴き始めたことで、無意識の書き換えが楽になりました。よくない方向に動く思考のクセが“いい感じに”変わった実感が増えてきましたので。少し時間はかかりますが、気長に取り組むと、オーディブルはわりと手軽にマインドセットできていいです。

まとめ

ひとり社長のメンタルケアが会社員時代のメンタルケアとまったく違うことを、私はわかっていませんでした。もう少し早く気づけると、傷も浅くて済んだよね~と思ってます。

書いた人
まてぃさん
デジタルマーケティング支援会社の株式会社Rdesign factory代表取締役。専門分野はライティング・インタビュー・コンテンツSEO・ブランディング・SNS運用支援など。得意ジャンルは仕組み構築やツールによる効率化。好きなものは、インターネットと効率化、ドラマ鑑賞。趣味はキックボクシングと登山。
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