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WFと原稿の構成案12ページ分を19日で作ったフローのメモ

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WFと原稿の構成案12ページ分を19日で作ったフローのメモ

WFと原稿の構成案12ページ分を19日で作って気づいたこと

タイトルのとおりで、WFと原稿の構成案12ページ分を普通1.5か月かけるところを、19日で作りました。普段はもちろんこういうスケジュールではやりません。が、短期間で効率よく進めるために無意識にルーティン化していたことを、せっかくなのでまとめておこうと思います。

短期間で効率よくWFを作るためのフロー

  1. クライアントがこのページに「絶対入れたいこと、伝えたいこと」を確認
  2. 競合リサーチ
  3. ページの目的を定める
  4. クライアントの現況とリサーチ結果の差異を確認する
  5. ページ内での体験ストーリーを作る
  6. 図版の下案を作る
  7. 仮原稿を入れる
  8. 他のページとの整合性を確認
  9. 完成

だいたいこの流れで作成しました。ページはサービス紹介ページ。企業のオフィシャルサイトなら19日間で作るのも無理がないわけではないですが、今回は専門用語全開! な内容で学習が必要な上、かみくだいて理解するのに少し時間が必要。かつ、要素としてSEOを必要としているので、競合調査も欠かせません。

加えて、LPのような構成を作る必要があったため、このスケジュールで作るのはかなりタイト。1ページあたり3時間×2コマ、もしくは6時間×2コマの工数で作りました。

1.クライアントがこのページに「絶対入れたいこと、伝えたいこと」を確認

自分用のタスク・進行管理にBacklogのひとつのプロジェクトを使っているのですが、そこにまずをそれを書き出します。参考サイトや「こうしたい」という理想のページがあればそちらも教えていただき、参考にし、リスト化しておきます。

通常2~3件お知らせいただくのですが、選んだ基準と該当ページ、現在公開中の自社サイトを見比べることで「ここを変えたい」というポイントがわかりますので、それをWFの仮テーマとして設定します。

2.競合リサーチ

1で設定した仮テーマをもとに、競合リサーチをします。これから作るサイトが探されたいキーワードで検索。検索する際、Googleに検索結果を“最適化”されないよう、ブラウザはシークレットモードを使用。

Googleの検索結果の1ページ目にあるオーガニックのページを全部開いて、上から下まで全部読む。その後、同一ページに掲載されている広告ページも全部開き、上から下まで全部読む。その中で、1で定めた目的と同じ目的が設定されていそうなサイト、目的を達成するのに参考になりそうな情報が載っているサイトをピックアップ。最終的にはだいたい5~7ページぐらいで、それもbacklogのリストメモに追加。

リサーチをしているところで、仮テーマのふわっとした部分にはっきりとした輪郭が浮かぶようになって、ページに入れたい内容やラフイメージがつかめるようになります。

3.ページの目的を定める

2の過程でラフイメージがだいたいつかめるので、ページの目的を明確に立てます。つまり、このページのゴールですね。サイト全体の目的はもちろん最初から決まっていますが、各ページで目的設定が必要な場合は、ページごとに設定したほうが上手くいく確率が上がります。サイト全体の目的が「大目的」だとすれば、「中目的」をページごとに設定します。

たとえば大目的は「問い合わせ」ですが、中目的は「このページを見たユーザーが●●の課題を急いで解決するために必要な●●の情報を得て、すぐに行動したくなる」とか。これもbacklogのリストにメモ。

4.クライアントの現況とリサーチ結果の差異を確認する

2~3の過程を踏んだことで、自分の中でページイメージができましたが、

  • イメージと中目的がクライアントの現状と合っているか
  • イメージと中目的がリニューアルによって得たい環境と乖離がないか

を確認するため、リサーチ等を経て浮かんだ疑問点や確認事項をリストアップし、クライアントにお伺いします。お伺いした内容と描いた”イメージと中目的”を確認することで、浮かんでいたアレとかコレが頭の中でつながっていくことも。つながった段階で、ここまでまとめていたbacklogのリストですり合わせを行い、それらを取り入れて再リサーチ。軌道修正できたらページのストーリー作りに取り掛かります。

backlogのリストを入れている課題は、このあと進捗管理のメモに代わります。その日の作業がどこで終わっても、その課題に全部の素材とリストがあるので、同じ場所からすぐ作業に取り掛かれます。

5.ページ内での体験ストーリーを作る

パワポにページの枠を書き、タイトル・小見出し・本文・解説枠・画像・図版などの要素を、課題解決のためにユーザーが理解する流れに沿って置いていきます。要素だけをポンポン置いていけばそのままWFになりますが、意図をわかりやすくするため、仮の見出しと本文に入る要素をメモします。

ストーリー作りで重要なのは、「このページを見たユーザーが●●の課題を急いで解決するために必要な●●の情報を得て、すぐに行動したくなる」の筋書き。ユーザーが読んでいる途中に「?」で止まらないよう、必要な情報を流れを意識して置いていきます。

ちなみに、今回ページタイトルはサイトマップを作ったときに既に立てていますが、立てていない場合は、ここで仮タイトルをつけて中身を作り、全貌が見えた段階で仮確定します(本確定はクライアントに確認していただいた後にします)。

6.図版の下案を作る

この時点でページ内に入れたい図版のイメージはできているので、本文とかぶらないか、本文で入れるより図版を入れたほうがわかりやすくなるのではないか、みたいな検討をします。ついでに、デザイナーに依頼する用の図版の下案を作ります。

余談ですが、図版は「よそに掲載されているものをそのままデザインだけ変えて作ればいいじゃない」という方もたまにいますが、普通に著作権侵害で訴えられたら負けるので、オリジナルになるよう文言の変更や項目の追加等を行います。

7.仮原稿を入れる

図版の下案を作ると、本文に入れる原稿の要・不要が明確になるので、ここでどんな原稿を入れるか再度確認。全体の流れとして書きたい原稿内容を各部分に仮原稿や原稿の下案を書き入れていきます。ここで全体像がほぼ明確に。

8.他のページとの整合性を確認

最後に他のページとのバランス、統一部分、共通掲載物の有無等の確認をします。同じ項目を入れるものがあるかどうか、項目が入る順番、小見出しをつけるルール、画像や図版の入る位置など。

9.完成

ここまで来れば、完成です。あとはディレクターの方やデザイナーの方にこちらをお渡しして、WFに起こしていただきます。

まとめてみて気づいたこと

今回は短時間で効率化して進める必要があったため、フローを可視化して短時間で進められるよう試行錯誤しながらやってみましたが、まあ……言うほどあまり短縮はできませんでしたが、ページボリュームを考えると巻きで進められたかなと思います。

ディレクターの方には「そんなめんどくさいやり方するから時間がかかるのでは」と言われましたし、まったくその通りです。私のやり方は雑誌のページを作る感覚で作っているのですが、そうするとヌケモレが少ない状態で全体を俯瞰して作れる&後の手戻りが少ないんですよね。作っている最中のモチベーションが維持できるのもありますし。「全貌が見えてきた~(わくわく)」みたいなやつ。

WFは骨組みなので確かにここまでやらなくていいのですが、楽しみにながらやるほうが、結果仕上がりがいいというのもあって、長年の試行錯誤の結果、こうしています。こういう例もありますという一例としてご覧いただけたらと思います。

今はコンテンツ顧問のモニター募集期間なので、その記事を8月末にupする予定でしたが、それどころではなくなってしまい、ずっとWFの海を泳いでました。現在2件お申込みをいただき、進めていますが、まだ枠がありますのでよかったら。こんな状況でしたし、モニターは10月末まで延長しようかなと検討してます。ゆっふ~。

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