作業時間の記録・分析ができる時間管理アプリ「TogglTrack」を使い始めた
時間管理アプリとして「ToggleTrack(トグルトラック)」を使い始めました。1か月間使ってみて、本格的にこちらを使うことに決めました。2016年ぐらいから8年ほど「TaskChute(タスクシュート)」を愛用していたのですが、卒業することにしました。
▼これまでの様子
TogglTrackを選んだ理由
きっかけはTaskChuteがバージョンアップして、現仕様のまま使い続けられなくなったことでした。毎日ちょこちょこ作業のたびにタスクシュートにメモして、プロジェクトごとの時間の統計データを見て、時間の使い方や見積に反映させていました。
私が時間管理をしたい理由はおもに3つで、
- プロジェクトごとにかかっている時間の統計・分析
- 「時間数×工数」の業務における工数管理
- 作業効率の改善(工数の評価・管理)
そのために必要な機能は、
- 使った時間のログが取れる
- プロジェクトごとの時間数の統計データが取れる
- PC・SPで複数端末でログイン可
- 操作がシンプル
という要件です。バージョンアップした「TaskChute2」ももちろん使ってみたのですが、高機能になりすぎて私にはオーバースペックでした。なにより、時間の統計が出なくなったことが痛手で、現バージョンの公開終了前になんとかしないと……(TaskChute2でもこれまでのような統計ができるよう開発中と伺っています)。
TogglTrackの何がいいか
自社サイトでも謳っているとおり、TogglTrackはタイムトラッキングを目的とした時間管理ツールです。Web・デスクトップアプリ・モバイルアプリ、ブラウザ拡張機能から時間のトラッキングが可能。動作が軽く、どれを使ってもサクサク動くのも特徴のひとつ。プロジェクトと価格を記載して時間のトラッキングを行うと、工数に対する収益性の評価も行えます(今はまだ使ってない)。
料金プラン
個人で使うならフリープランでOK。お金払っても全然いいと思いましたが、今のところ無料がゆえに「ここまでしか使えないのかー」に当たっていません。無料版でも広告やアップグレード要求も出ませんし、デバイス間の同期もスムーズ。個人で使う場合は、ほぼ無料の範囲で使えます。
有料プランで使う場合は、チームで使う場合と思って差し支えありません。ここで私が書いている機能は最低限の機能で、有料プランが必要になるのは、人数が6人以上のチームで使う場合。工数×プロジェクトを利用したマネジメント用に使う場合です。とくに時間数が請求費用と連動している案件の場合、正確な見積を出すのに役立ちます。
フリー | スターター | プレミアム | エンタープライズ |
0ドル/月 | 10ドル/月 | 20ドル/月 | 要相談 |
※費用は1ユーザーごとの値段で、年間契約すると10%割引に
TogglTrackのおもな機能と使い方
おもな機能は、作業開始とともに再生ボタンのような矢印ボタン「▶」をクリックするだけ。プロジェクト名やタグを添付できるので、業務ごとの仕訳もかんたんにできます。ポチッと押して、最後は停止ボタンの「■」をクリックすると、記録完了です。超シンプル。
GoogleカレンダーやOutlookカレンダーとの連携もできます。たとえば、私の場合、Googleカレンダーのひとつに「仕事用カレンダー」があります。そのカレンダーだけ読み込ませて、タスクとして登録し、時間を記録することもできます。記録の際、入力の手間さえいらないわけです。
タグやプロジェクトをつけて記録すると、次回以降レコメンド表示されるため、繰り返し使うものは再記入しなくていいのも便利。
表示形式はリスト形式とカレンダー形式が選べます。普段私はリスト形式を使うことが多いです。1週間の全体感を見たいときは、カレンダービューに切り替えます。
TogglTrackの作業時間の分析機能がわかりやすい
基本的なレポート機能も使いやすいです。レポートの種類が多く、
- 日次/週次/月次レポート
- プロジェクト別集計
- グラフ表示
などを見ることができます。工数と費用を掛け合わせた算出もできます。
こちらのグラフは日ごとの記録時間の合計数グラフ。
こちらは統計の詳細です。細かな設定をしなくても、ただぽちぽち登録するだけでこんなふうに分類してくれるので、とても助かります。
まとめ
まだ使い始めて1か月なので最低限の機能しか使っていないのですが、これから費用×工数に関しても使ってみようと思ってます。唯一難点があるとすれば、英語表記のみで、日本語ユーザー向けのページがない点です。でも、その辺はどうにかなるくらいとにかくシンプルで簡単なので、それほど難点でもありませんでした。使い方に慣れるまでは、ページごと翻訳して読むこともできますし。
ということで、しばらく使ってみます。